
サマリー
- 成長ステージ
- シードアーリーミドルレイター
- 調達経験
- 個人VC事業会社
- イグジット方針
- IPOM&A
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解決したい課題
当社は「テクノスポーツで世界に夢と希望を与える」というビジョンを掲げ、AR×スポーツという新しいエンターテインメントの創造を目指し、創業しました。
スポーツには、人々に夢や希望を与える力があります。オリンピックやワールドカップをはじめ、スポーツの試合における選手たちのプレーに勇気をもらっている人々は多いでしょう。
しかし、実際にスポーツをプレーする際は、身体的能力や年齢などの障壁があり、すべての人が同じ土俵で戦うことはできません。そこで当社はARを活用し、スポーツが苦手な人や未経験の人でもすぐにプレーできる未来型のスポーツ『HADO』を作りました。
『HADO』は世界で唯一、競技として成立しているARオリジナルのスポーツです。センサー付きのアームバンドと、スマホを組み込んだゴーグル型の端末を装着。腕を前に突き出すことでボールを放ち、相手の体の前にあるパネルを壊して得点を競います。シンプルなルールでありながら、戦略的な要素が強く、多様な試合展開を楽しめるのが特徴です。
『HADO』に参戦するのは選手だけではありません。観戦者や視聴者も、専用のアプリを通じて応援することにより、選手の技やパワーを強めることができます。このようなARならではの仕組みを生かし、『HADO』を”参戦人口世界一”のスポーツにすることが、当社の最大の目標です。
どのように解決するか
事業内容
ARスポーツ『HADO』を軸に、2つの事業を展開しています。
●ロケーションベースエンターテインメント事業
『HADO』のライセンスを全世界にフランチャイズ展開するB2B事業です。世界各地のパートナー企業と提携しており、39カ国110箇所(2023年5月時点)の常設店舗があります。
●ライブエンターテインメント事業
ライバー・芸能人・アイドルが『HADO』をプレーし、ファンがそれを応援するB2C事業です。
特筆すべき特徴は、スタートアップの中でも群を抜いたグローバル力です。創業当初からグローバル展開に向けた戦略を立て、『HADO』をリリースしたその年にワールドカップを開催。世界的に参戦人口を増やすには、夢の大舞台を用意する必要があると考えたためです。その甲斐もあり、現在では海外での売上が全体の6割以上を占めています。
さらに日本のみならず中国、韓国、欧州といった世界各地の大手企業と共にエコシステムを構築し、イベント開催や海外展開を一気通貫で行える体制を整えているのも、当社独自の強みの1つといえます。
今後の成長ストーリー
スポーツ・ライブエンタメ・レジャー領域の世界市場規模は、約73兆円といわれています。
エンターテインメントの中でも、現実世界との関連性が薄いゲームや映画・アニメ、音楽の領域はVRとの相性が良い一方、スポーツやライブエンタメ、レジャー領域はリアルな人物や空間にひもづいた「体感・体験」を重視する傾向があり、ARとの親和性が高いといえます。
しかし、VR企業が急速に増える一方、ARでエンターテインメント市場に参入する企業はほとんどありません。当社はエンターテインメント業界の数少ないAR企業として、市場拡大を図ります。
具体的に取り組む施策は以下の2つです。
●ロケーションベースエンターテインメント事業
特に日本や欧州、APACでのさらなる拡大を目指します。現時点でも世界各地で優秀なフランチャイズパートナーと提携していますが、今後は各地のローカル事情に合わせ、より販売しやすい商品設計にリニューアルする予定です。
●ライブエンターテインメント事業
累計1,000万フォロワーのアイドル・俳優陣と契約し、『HADO』のさらなる認知度向上を目指します。特に中国においては、現地の大手企業とのアライアンスにより『HADO』リーグを設立し、視聴者数と課金の増加を図っていきます。
中国においては、インフルエンサーによる『HADO』対戦の視聴者が3日間で500万人を超えたという実績があり、今後はその他の国でも同様の事例を作りたいと考えています。
ライブエンターテインメント事業で認知度を高めながら、ロケーションベースエンターテインメント事業で競技人口を増やす。2事業間でシナジーを生み出しながら、世界中で『HADO』の参戦人口を拡大していくことが目標です。
今後1年の投資計画
項目 | 計画予算 | 説明 |
---|---|---|
人件費 | 4.5億円 | 日本および中国現地法人の人件費として使用します。採用予定の職種は、エンジニアやディレクター等です。 |
業務委託費 | 2.8億円 | 中国の『HADO』リーグに参加してもらうアイドル・俳優の出演料やレベニューシェアの支払いに使用します。 |
資本・業務提携したい企業イメージ
●ライブエンターテインメント事業とシナジーがある企業
●ライブエンターテインメント事業に関心がある企業
今後、中国のみならず日本でも『HADO』リーグを設立し、ライブ配信を行う予定です。そのため、特にライブ配信プラットフォームや芸能事務所、製作委員会に関わる企業との協業をイメージしています。

1986年
東京大学大学院卒業後、株式会社リクルートに就職。2014年に起業し、株式会社meleapを設立。”かめはめ波”を撃ちたいという想いからAR技術を活用し、HADO(ハドー)を作りだす。39カ国にHADOの店舗を展開。2016年からはAR/VR初の大会「HADO WORLD CUP」も開催。2020年には観戦者参加型の競技システムを立ち上げ、スポーツの新しい応援体験を広めている。「テクノスポーツで世界に夢と希望を与える」というビジョンを掲げ、サッカーを超えるスポーツ市場の創造を目指す。
「おはよう日本『おはBiz』(NHK)」「探求の階段(テレビ東京)」「NEWS24 TheSocial(日本テレビ)」ほか多数