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国内外において商品企画から販売、マーケティングまでを一気通貫したサービス提供するD2C&EC企業

国内外において商品企画から販売、マーケティングまでを一気通貫したサービス提供するD2C&EC企業

サマリー

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シード
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レイター
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個人
VC
事業会社
イグジット方針
IPO
M&A

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解決したい課題

ものづくり産業のビジネス構造と課題
ものづくり産業のビジネス構造と課題
ものづくりの現場
ものづくりの現場

当社は、日本ブランドを世界No.1にすることを目指す福岡発のスタートアップ企業です。

2013年に創業し、テレビなどの映像に登場した服をネットで購入できるファッションメディアを立ち上げました。その後、ITの活用が進んでいない領域として日本のものづくり産業に注目。当時、日本の職人が手がけた商品は、オフライン以外ではほとんど流通できていない状況で、たとえオンラインで販売されていたとしても、ものづくりの背景や職人の思いを深ぼるリッチコンテンツがなく、職人技術のレベルの高さや商品の持つ魅力が消費者に十分伝わっていないという課題がありました。

ものづくり現場のストーリーを発信すれば、日本でつくられるものを、オンラインでもうまく販売できるようになるのではないか。そう考えた私たちは、地方の職人たちの元を訪ね、ヒアリングを行いました。そこで気づいたのは、ものづくりに携わる人々の、ネット販売に対する不信感。地方のものづくり企業には少子高齢化の影響もあり、高いネットリテラシーを備えた人材がなかなかいません。そのような企業に対し、ものづくりへの理解もないまま、商品の出品だけを求める企業が後を絶たない状況だったのです。

まずは取材を通してものづくりを深く理解することで、職人たちの信頼を得る。次にその取材をコンテンツに落とし込んで、消費者に向けて発信する。この2つを実現することで、ものづくり企業と商品購入者の双方にとって、理想的な販売・購買体験を創出できるのではないかと考えた私たちは、ECサイト『CRAFT STORE』を立ち上げました。

どのように解決するか

事業内容

事業内容
事業内容
職人さんとの打ち合わせ風景
職人さんとの打ち合わせ風景

以下の2事業を展開しています。

●EC事業『CRAFT STORE』 
全国各地のものづくり企業が手がけた生活雑貨をECサイトで販売しています。

特徴は、商品が生まれた背景を伝えるストーリーコンテンツが充実していること。実際に地方のものづくり現場に足を運び、制作工程や職人たちの思いを取材しています。

これまで取材したものづくり企業は1,000社以上です。ものづくりに真剣に向き合ったコンテンツ制作を通して、それぞれの企業と強固な信頼関係を構築しています。

また、OEMによる自社オリジナル商品も販売。ものづくり企業と共同で、新しい商品開発に取り組んでいます。

●ブランドソリューション事業
日本のものづくり企業向けに商品販売に関わるソリューションを提供しています。

特に注力しているのは、購入型クラウドファンディングプラットフォーム『Makuake』のコンテンツ制作と運用のサポートです。

地方のものづくり企業は、在庫リスクを恐れ、新商品開発に踏み切れないことが少なくありません。そこで当社は、クラウドファンディングを通したテストマーケティングを提案。『CRAFT STORE』で培ってきた企画制作力や、WEBマーケティングノウハウを活かし、商品の魅力が伝わるコンテンツ発信を支援しています。

これまで制作に携わったプロジェクトは270あまり。クラウドファンディングにおける累計調達額も、約16億円という圧倒的な実績を残しています。

ビジネスモデル

EC事業について
EC事業について
ブランドソリューション事業におけるクラウドファンディング実績
ブランドソリューション事業におけるクラウドファンディング実績

【収益構造】
●EC事業
通常の仕入、およびOEMによる自社商品の販売収益

●ブランドソリューション事業
ブランディングやマーケティング、コンテンツ制作の受託による収益

今後の成長ストーリー

「日本ブランドを世界No.1にする」というビジョンの実現に向け、2つの施策に取り組みます。

●海外への進出
新型コロナウィルスや物流コストの値上がりなどで中断していた越境EC・海外クラウドファンディングを徐々に再開しています。

2023年2月には、台湾に支店を設立。この拠点を足がかりにして、アジアおよび世界へ進出し、日本ブランドの海外展開を本格化させていきます。

●ものづくり産業のマッチングプラットフォーム
『CRAFT STORE』で築いてきた、全国各地のものづくり企業とのコネクションを活かし、ものをつくる人・企業と、商品アイデアを持つ人・企業をマッチングさせるプラットフォームを構築したいと考えています。

ものをつくる側では、職人の技術力は高いものの、商品アイデアやマーケティングが不足しているため、売上がなかなか伸びないという課題に直面しています。

悩みを抱えているのは、商品アイデアを持つ側も同様です。日本のものづくり企業に関する情報は1つにまとまっていないため、収集が困難。どの企業に生産を依頼すべきなのか分からないというようなケースもあります。

双方の情報を1箇所に集約し、互いにマッチングできる機会を用意すれば、日本のものづくりの活性化につながるはず。ゆくゆくは台湾の拠点も活かしながら、日本のものづくり企業と海外企業をマッチングさせ、日本ブランドの可能性を最大限にまで高めたいと考えています。

本サイト上の資料及び記載内容は、発行体が提供した資料、情報等に基づくものです。 当社は、これらの資料及び記載内容の真実性、正確性、妥当性について保証するものではありません。また、本サイト上の記載内容に、将来予測及び見込みなどが含まれている場合、その実現について、何ら責任を負うものではありません。

今後1年の投資計画

項目
計画予算
説明
海外マーケティング費用
1億円
オンラインでのテストマーケティング費用をはじめ、現地バイヤーとのコネクション構築を狙った商談会、展示会企画、運営に係る販売促進費用を想定しています。
モノづくりプラットフォーム構築費用
5,000万円
ものづくりプラットフォームの開発・運営体制を構築し、当社のメイン事業へと育てていく予定です。

資本・業務提携したい企業イメージ

●EC関連企業
越境・国内問わず、EC事業を展開している企業と提携することで、互いに販路拡大を目指します。また、EC向けのマーケティングサービスを行う企業との協業であれば、マーケティング効率の向上を期待できると考えています。

●小売・流通企業
対面で商品を販売している企業と組み、オンラインとオフラインの双方で販売網を拡大することが目標です。

●物流・運送企業
越境・国内問わず、物流や運送を行っている企業と協業することで、互いに事業の安定化を図れればと考えています。

●地方創生に関わる企業
当社は、地方のものづくり企業の課題解決に特化したノウハウを有しています。地方の自治体や中小企業を顧客に持つ企業であれば、当社と組むことで、提案内容の幅を広げることができるはずです。

経営者プロフィール
井手康博 井手康博
生まれ年

1990年

経歴

福岡県出身。京都外国語大学中国語学科入学、2年次修了後中退。単身中国に渡り、上海復旦大学語言進修生として1年間学ぶ。2012年に帰国、2013年にニューワールド株式会社を創業し、代表取締役に就任。「映像と買い物をつなげる」ファッションメディアを立ち上げる。2017年、伝統工芸品を動画とともに紹介するECサイト『CRAFT STORE』を公開。「日本ブランドを世界No.1にする」をビジョンに掲げ、国内では伝統工芸従事者と連携したマーケティング事業を展開、国外では台湾を拠点に販路を拡大している。
2021年より一般社団法人 日本DESIGN BANK 理事に就任(現任)。

登壇歴、メディア掲載等

●メディア掲載
「日経XTREND」「宣伝会議」その他多数
●その他
「J-Startup KYUSHU」に選定

企業情報

ニューワールド株式会社 ニューワールド株式会社
所在地
福岡県
設立年度
2013年
業界分類
小売 > その他小売り

人員情報

役員数
2人
従業員数
13人
パート・アルバイト
7人