
サマリー
- 成長ステージ
- シードアーリーミドルレイター
- 調達経験
- 個人VC事業会社
- イグジット方針
- IPOM&A
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解決したい課題
当社は、「現実とデジタルを組み合わせ、新しい社会を創る」という目標を掲げ、すべての人がAR(拡張現実)を使える世界の実現を目指しています。
ARでデジタルな情報を付加することにより、目の前の現実を豊かにし、今いる場所や使っているモノの魅力を再発見できるようにしたい。それが当社の思いです。
従来のARは、プログラミングやコーディングの知識を必要とし、非技術者は使いこなせないものがほとんどでした。そこで当社は、全ての人が簡単にARを作成・体験できる、ノーコードのWebAR『palanAR(パラナル)』を開発。商品PRやイベント、観光など、幅広い領域で導入事例を増やしてきました。
どのように解決するか
事業内容
●SaaS型AR『palanAR』
誰でも簡単に、高精度なARを作成できるサービスです。主な利用シーンは、商品や店舗、観光スポットなどのPR。メーカーや商業施設、観光、行政などを中心に約7,000のユーザーを抱え、AR制作数は約20,000にのぼるなど、国内で圧倒的な実績を有しています。
ノーコードツールのため、プログラミングの知識を持たない非技術者でも、直感的かつスピーディーにARを制作できます。また、ブラウザで起動する「WebAR」なので、アプリのインストールなど煩雑な作業は不要。スマホやタブレットをかざすだけで手軽にARを体験できるのも特徴です。
最も大きな当社の強みは、圧倒的なAR技術。WebAR黎明期の2017年から、 業界のトッププレイヤーとしてAR開発に携わり、技術を磨いてきました。最近では、『Pokémon GO』を開発したNiantic(米国:8th Wallと合併)や、極めて高度な空間認識技術を有するImmersal(フィンランド)と技術的に提携し、従来の1/10のコスト・時間で、より質の高いAR作成できるようになっています。
今後の成長ストーリー
XRの中でも、ARは今後最も成長が見込まれる領域です。2027年には、AR市場がVR・MR市場を抜くと予想されている他、ARグラスは、VRやMRに次ぐデジタルデバイスとして、スマートフォンまでもリプレイスするといわれているのです。
当社は上記のようなARの成長性を見据え、事業拡大を目指します。メインとなる成長戦略は、以下の3点です。
●販売チャネルの拡大
マーケティング・営業活動を本格化し、さらなる顧客獲得を目指します。ARの特性上、体験を通した価値の実感や共有が重要だと考えているため、特にオフライン展示会への出展や、パートナーセールスの拡大に注力していきます。
●観光分野への注力
コロナ禍が収束し、インバウンド需要が回復しつつある一方で、観光業では人材不足が深刻な問題となっています。そこで、旅行代理店、観光施設、航空会社、 空港などと連携し、ARを活用した観光案内・ガイドを実現したいと考えています。
●東アジア、東南アジアへの進出
若年層が多く、WebARの潜在市場が広がっているアジアに進出し、サービス提供エリアを海外へ拡大します。2023年中に、まずシンガポールに現地法人を設立予定です。
今後1年の投資計画
項目 | 計画予算 | 説明 |
---|---|---|
開発費 | 3,900万円 | オープン版の『palanAR』開発や、各種グラスARへの対応に使用します。 |
営業費 | 3,000万円 | 国内外のリアル展示会をメインに、営業活動を拡大します。 |
マーケティング費 | 1,000万円 | 事業パートナーとなる広告代理店の獲得に使用します。 |
資本・業務提携したい企業イメージ
●広告代理店
当社のAR技術をかけ合わせることで、広告やPRの集客効果を高めることができます。
●通信企業
将来的には、スマートフォンなどの通信デバイスがARデバイスに置き換わる可能性は高いといえます。当社はAR技術の先端企業として、ARデバイスへのシフトをサポートします。
●観光業に関わる企業
旅行会社や観光メディア、不動産デベロッパーなどを想定しています。観光にARを活用することで、話題性や集客率の向上が見込めます。
●広告配信・都市計画に関わる企業
当社『palanAR』で蓄積した、場所に紐づく消費者の行動データを、広告配信や都市計画に活用できます。
●SIer
当社のAR技術を活用することで、ソリューションの幅出しが可能です。ビジネスモデルが異なる領域への進出に抵抗がない企業であれば、シナジー創出が見込めると考えています。

1985年
大学卒業後、大手システムインテグレータに入社し、金融システムのSEや新規事業開発担当として従事。
その後、教育系スタートアップのビジネスサイド、フリーランスエンジニアを経て2016年に株式会社palanを創業。
2017年頃からWebブラウザによるAR事業を立ち上げ、「現実とデジタルを組み合わせ新しい社会を作る」をミッションに掲げ、誰でも簡単にAR作成可能なサービス「palanAR」を展開。