
サマリー
- 成長ステージ
- シードアーリーミドルレイター
- 調達経験
- 個人VC事業会社
- イグジット方針
- IPOM&A
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解決したい課題
DOTZ(ダッツ)は代表・稲益がLINE社認定講師である初代「LINE Frontliner」に認定されたことを契機とし、2020年11月に設立。「Create The BEST CX “日常を便利に。新しい顧客体験を創造する”」をミッションに掲げ、これまで培ってきた豊富なマーケティング・ノウハウを生かした新しい形のDXサービスを提供しています。
社名のDOTZは、スティーブ・ジョブスの有名なスピーチである「点と点を繋げる」(connecting the dots)に感銘を受けて付けたものです。点と点を結ぶと線が現れるように、生活者の身近にあるコミュニケーションプラットフォームを活用してヒトと企業を繋ぎ、分断したコミュニケーションを一つにまとめたいという思いを込めています。
どのように解決するか
事業内容
LINE運用に特化したマーケティングサービスを提供しています。サービスメニューは以下の3つに分かれます。
●FOS(フルオーダーメイドソリューション)事業
LINE公式アカウントの設計から広告作成、運用、効果検証、再提案、ミニアプリ開発までをフルオーダーで提供しています。大手企業のアカウントを常時30ほど運用。LINE運用に特化しているマーケティング企業は当社のみと自負しています。現在の主力事業です。
●DPS(ダイレクトパフォーマンスソリューション)事業
FOSのノウハウを生かし、主に大企業向けに新規獲得(CV)に特化した成果報酬型のサービスを提供しています。
●PKG(パッケージソリューション)事業
中小の飲食店向けに、LINEを使って顧客フォローを自動化するSaaS『Ziinie(ジーニー)』を提供しています。店舗側ではLINE登録を顧客に促すだけで、その後は来店状況に応じてメッセージやクーポンが自動配信されるという便利なツールです。導入店舗ではリピート率3割増、ブロック率の大幅低下などの効果を発揮しています。LINE自動運用ツールは、現在のところZiinieのみ。リリース後、4カ月で150店舗が導入し、年間450店舗の新規導入を計画しています。
FOS、DPS、PKGの三つのサービスによって、認知からCRMまで、マーケティングファネル全体でのLINE活用をカバーすることが可能となっています。
【市場におけるポジショニング・強み】
LINEの月間国内アクティブユーザーは9,500万人(総人口の76%)であり、国内最大のコミュニケーションプラットフォームです。人口カバー率が高いことに加え、プッシュ型のコミュニケーションが可能な点、ユーザーデータを活用したマーケティングが可能な点などが、他のマーケティングツールとの大きな違いです。そんなLINEの運用に精通し、専門性の高いサービスを提供している会社は他に見当たりません。
LINE関連領域における当社の強みとしては、まず運用に特化した体制を構築していること。LINE運用を効率化するための社内ツールやメソッドを多数保有し、制作部門、配信部門など、運用専門のオペレーション体制を整備しています。
また、LINE運用のプロフェッショナル集団であること。代表が「LINE Frontliner」を取得しているのを始め、スタッフ全員がLINE社認定資格「LINE Green Badge」を取得。法人向けサービスの認定パートナーも取得。代理店としての実績も高く、創業2年目で売上高は17億円に拡大。代理店全体での売上順位は大手広告代理店に迫る6位に位置しています。
ビジネスモデル
各事業の収益構造は以下の通りです。
①FOS事業
・当社はLINE運用の企画・設計から制作・開発・配信まで総合的に請け負うため、一般的な広告・メディア掲載の代理店マージンに加え、受託費(制作・開発)・ツール提供費・コンサルティング費等、案件に応じて幅広く収益を獲得している
・新規のDPS事業では、成果報酬型のチャットボットツールを提供。今後内製化することでSaaS型サービスへと展開する
②パッケージソリューション事業(PKG)
・飲食店向けに「Ziinie(ジーニー)for Restraunt」を月額3万円で提供(実売2万円~)
・販売代理店には仕切価格1万円で提供
・現状は代理店経由の販売が中心であり、平均単価は1万円台前半。リリース後の販売状況は好調であり、SaaS型サービスとしては異例の1年半での黒字化を見込む
今後の成長ストーリー
企業のLINE公式アカウントの利用ニーズは今後も拡大すると見込まれており、潜在市場は現在の2倍以上あります。当社は唯一のLINE専業のマーケティング会社として、今後もFOS事業の拡大を図っていきます。と同時に、LINE運用ノウハウをパッケージ化し、LINEによるCRM改善・CV獲得に特化したツール類を提供し、DPS事業も伸ばしていきます。
PKG事業は今後の柱を目指します。現在ターゲットとしている飲食市場(70万店舗)では、コロナ明けの業績回復期に突入する一方、人手不足によりDXニーズが高まっています。LINEの自動運用により店舗の課題解決につながるZiinieのニーズはますます高まると考えられ、今後の急拡大を見込んでいます。また、Ziinieを飲食チェーンに提供したり、飲食以外の業種(サロンやクリニック、小売)に提供したりといった展開も進めていきます。
さらに将来的には、LINEミニアプリで培ったノウハウを生かし、他のプラットフォーム(FacebookやTikTokなど)での展開やグローバル展開にも取り組み、アジアNo.1のコミュニケーション創出企業を目指します。
今後1年の投資計画
項目 | 計画予算 | 説明 |
---|---|---|
運転資金 | 2億円 | 事業運営上必要な各種費用をまかないます。 |
開発費 | 6,000万円 | Ziinieを中心とするプロダクトの開発費として活用します。 |
販促費 | 6,000万円 | 営業代理店を1万件に拡大する計画を立てており、そこに向けの販促費や代理店手数料に活用します。 |
資本・業務提携したい企業イメージ
●デジタルマーケティング企業
デジタルマーケティング関連の各種サービスを提供している企業でも、LINE運用に関するノウハウをお持ちでない企業は多いといえます。LINE運用を得意とする当社と組んで、役割分担しながらシナジーを創出する方法を模索していければと思います。
●店舗向けにサービスを提供している企業
飲食店などの店舗にZiinieの導入を拡大していくにあたり、同じ顧客層をターゲットとする企業と提携したいと考えています。飲食店向けのSaaSを提供している企業などを想定しています。

1981年
2006年、サイバーエージェント福岡支社の立ち上げに参画し、プランナーとして活動。2010年、本社配属となり、CRM局・LINE局の局長などを歴任。LINE局では3年間で売上高を10倍に伸ばし、代理店シェア1位を獲得。2019年、同社を退職し独立。2020年、LINE社認定講師である初代「LINE Frontliner」に認定されたことを契機とし、同年11月にDOTZ株式会社を設立。『Create The BEST CX』を理念に掲げ、これまで培ってきた豊富なマーケティング・ノウハウを生かした、新しい形のDXサービスを展開する。
【メディア掲載】
「日経新聞」「日経クロストレンド」「フードファン」ほか多数
【登壇歴】
・展示会・セミナーでの講演多数
・アドテック九州2014公式人気スピーカー 第3位選出
・日本通販CRM協会顧問、ダイレクトサミット2015アドバイザリーボードメンバー等を務める
【受賞歴】
・㈱サイバーエージェントにおいて、最優秀営業賞、ベストマネジャー賞、ネットビジネス総合事業本部本部賞等多数受賞
【メディア掲載等】
・2020年10月~現在:LINE for Business公式note 定期寄稿
・2022年2月:PROJECT GROUP Blog インタビュー記事掲載