
サマリー
- 成長ステージ
- シードアーリーミドルレイター
- 調達経験
- 個人VC事業会社
- イグジット方針
- IPOM&A
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解決したい課題
弊社は、安全で優しい医薬品を患者様(特に、妊婦様や小児患者様)に届けることを目的としています。
そのために、生体内にある多機能タンパク質のヒトクトフェリンに着目し、医薬品開発を行っています。
ヒトラクトフェリンは、血液中の安定性が低いため、それを向上させるような生体内ヒトタンパク質を融合させたシーズを開発しています。
現在、そのシーズを用いて、新しい分子標的薬として、感染症の治療薬の開発を行っております。
感染症の治療薬の開発が成功した場合、ラクトフェリンは多疾患に有効でありますので、適応拡大を目指し、ブロックバスターとしていき、医薬品の貿易赤字を黒字化に近づけ、医療面だけではなく、経済面でも社会貢献をしていきます。
どのように解決するか
事業内容
①感染症の治療薬の開発
概要:シーズを敗血症の治療薬として開発を行います。
特徴:抗菌性、抗炎症、好中球細胞外トラップの過形成阻害、血栓阻害、鉄調整、抗低血圧作用をラクトフェリンは全て持ちます。上記の作用は、敗血症の治療に必要なメカニズムであり、一剤で治療効果がみられるものは、弊社シーズしか存在していません。
②指定難病の治療薬の開発
概要:ANCA関連血管炎・急速進行性糸球体腎炎の治療薬として開発を行います。
特徴:抗炎症、好中球細胞外トラップの過形成阻害、腎保護機能をラクトフェリンは持つため、適用拡大が容易な疾患です。
ビジネスモデル
「医薬品事業」
弊社は、大学などの研究機関と共同研究を行うことで、動物モデルのPOC獲得を目指します。前臨床試験以降は、受託会社を活用し、早期臨床試験までは、自社にて開発を行います。早期臨床試験終了時には、ライセンス交渉を行い、導出先を決定し、導出先と共同で後期臨床試験を来ない、承認を目指します。
「原料ビジネス」
化粧品会社やペットフード会社に原料を卸します。
化粧品会社には、メディカルコスメとして商品開発を提案します。
今後の成長ストーリー
弊社は、1年以内で敗血症の動物モデルのPOC獲得を終了します。2年目は、シリーズAとして資金調達を成功させ、シーズの製造方法と安全性試験を行います。4年目は、シリーズBとして資金調達を成功させ、治験薬の製造から第一相試験を開始します。6年目は、シリーズCとして資金調達を成功させ、早期臨床試験を終了し、ライセンスアウトを行います。8年目以降には、IPOを目指します。
今後1年の投資計画
項目 | 計画予算 | 説明 |
---|---|---|
研究開発費・知財維持費・会社運営費 | 8,500万円 | 疾患動物モデルの薬効確認:動物モデル投与薬の製造 1500万円、感染症モデル評価 250万円、神経疾患モデル評価 3500万円、希少疾患モデル評価 250万円
知財維持費:700万円
人件費:1900万円(研究者等2名採用)
会社諸経費:400万円 |
資本・業務提携したい企業イメージ
開発疾患に関係のある製薬会社
ベンチャーキャピタルを運営している企業
当事業に共感してもらえる企業
1971年
1999年 株式会社ジェノックス創薬研究所 アレルギーの原因遺伝子の探索(特許出願9件)。2003年 独立行政法人 理化学研究所 (財団法人ヒューマンサイエンス振興財団 流動研究員)肥満細胞のメカニズムの解析。2005年 株式会社ピリオドック 主任研究員 子宮内膜症の診断薬・メカニズムの解明。2008年 国立成育医療センター 共同研究員
2009年 日本シグマックス株式会社。 医療機器開発。2010年 株式会社NRLファーマ ヘルスケア研究開発部兼創薬研究部課長 ラクトフェリンの機能性食品の用途方法の開発、ラクトフェリン医薬品開発、アスコクロリンの医薬品開発(特許出願10件)
2020年 株式会社S&Kバイオファーマ設立 現在に至る
受賞歴:
2014 年 11 月第 6 回日本ラクトフェリン学会賞(基礎部門)
1.IgG Fc 融合技術を応用したヒトラクトフェリンの医薬品展開:共同研究先
2.ラクトフェリンの電荷的相互作用による好中球細胞外トラップ放出抑制機能:共同研究先
2022 年 10 月第 10 回日本ラクトフェリン学会賞 津田賞(基礎部門)
アルブミン融合によるラクトフェリン新規細胞内送達システムの開発:共同研究先