
サマリー
- 成長ステージ
- シードアーリーミドルレイター
- 調達経験
- 個人VC事業会社
- イグジット方針
- IPOM&A
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解決したい課題
テオリア検査は、健常者~未病の方が手軽に受けられる血液検査であり、体内でがん細胞が血液中に放出するエクソソーム等を検査することで、超早期に癌のリスクを見つけることができます。特に早期発見でなければ死亡率が高い膵臓がんなどでは重要な検査となっています。
日本人の2人に1人ががんに罹患するといわれる昨今、がんは誰もが避けては通れない病気です。がんの予防や治療技術は進んでいるものの、未だ多くの問題を抱えていることも事実です。我々のエクソソーム解析技術は、予防から治療、予後予測において、現在、患者、医療機関、政府が抱えるがん治療の多くの問題を解決するものです。
健診/検診分野においては、がん予備軍の特定を行い、がんの罹患率の減少、もしくは早期発見、早期治療による患者QOLの向上を目指します。
次に、がん治療における薬剤選択では、血中EV等の解析結果をもとに適切な薬剤の選択を行うことにより、患者の身体的・経済的負担を減らし、結果として医療費の削減も可能にします。さらに、EV の変動をモニタリングして薬剤抵抗性の発生を検知し、EVを調整することで、抗がん剤の奏効率(現状で10%~30%程度)を改善します。
継続的なEV変化のモニタリングは、健康な状態から病気に、治療前から治癒、治癒から再発といった、捉えるのが難しいがんの病態推移を免疫という観点から可視化します。
どのように解決するか
事業内容
エクソソーム研究の先駆者である専門家と協力し、エクソソームを標的としたがんの早期発見および治療方法を開発しています。エクソソームは、細胞間のコミュニケーションに使用される微小な顆粒です。テオリアサイエンスは、このエクソソームを利用して、がん診断の革新を目指しています。
当社は、エクソソーム研究のパイオニアでもある東京医科大学教授落谷孝広が率いるR&Dチームの研究成果をもとに、以下の領域において、エクソソームを含む細胞外小胞(EV)解析技術を用いて、プレシジョンメディシン(精密医療)を目指しています。
1. がんの超早期発見(予防から早期発見)
2. EV検査による薬剤適合性判定と薬剤抵抗性のモニタリング(適時の薬剤選択)
3. 薬剤抵抗性のコントロールによる薬効の向上と持続性の改善
4. 予後モニタリング(再発防止と再発の早期発見)
発見から予後モニタリングまで一気通貫する技術を持つのは、世界でも我々のみだと確信しています。
ビジネスモデル
詳細は、ご面談時にご説明させていただきます。
今後の成長ストーリー
当社はEVという新しい切り口で、これまでには実現が困難であった、前がん状態のモニターから、治療薬選択、治療補助(薬剤抵抗の確認、治療薬の奏功率の改善)、予後予測といったプレシジョンメディシンを可能にする技術基盤を持ち合わせております。
EV研究において日本のみならず世界的で高く評価されている落谷がCSOを務め、免疫という切り口で体内EVを経時的にモニターする本技術は、日本を超え世界と戦える技術です。日本発のユニコーン企業の育成にご協力いただければ幸いです。
今後1年の投資計画
項目 | 計画予算 | 説明 |
---|---|---|
研究開発費 | 5億円 | 研究開発、特許取得 |
資本・業務提携したい企業イメージ
当社事業・技術の将来性を感じていただき、応援してくださる企業
当社の事業は医療・ヘルスケアにおいて社会課題の解決に貢献します。
ピッチ資料のURL:https://www.theoria.co.jp/ppt230617
※こちら添付ではなくURLで頂戴できますと幸いです。

1973年
1997年: 米国オハイオ州立大学生化学部 修了
2000年: 米国カリフォルニア州立大学ロングビーチ校生化学部 修士課程修了
2000年:米国B-Bridge International, Inc.入社
2003年: 米国AVOCEL Inc.設立
2010年: 株式会社IZM 設立 代表取締役
2012年: 東京医科大学大学院医学研究科分子病理学講座博士課程修了(医学博士)
2012年: ㈱ボナック 取締役 就任
2014年: テオリアサイエンス株式会社 代表取締役 就任
私は海外のバイオベンチャーで、核酸医薬品の開発に携わってきました。
スタンフォード大の教授と共に核酸医薬品の開発会社であるAVOCEL Inc.を設立し、数年後、豪Benitec社へ売却しました。自身でも、核酸医薬品設計のコンサルティング会社である株式会社IZMを設立し、取引先の1社であった株式会社ボナックの取締役を経て、現職に至ります。
パートナーでもある東京医科大学教授落谷孝広とは20年以上にわたり、核酸医薬品の開発に関わる共同研究や共同事業を行ってきましたが、エクソソームのポテンシャルに注目し、これまでの研究経験と知見を活かして、テオリアサイエンスを設立しました。