
サマリー
- 成長ステージ
- シードアーリーミドルレイター
- 調達経験
- 個人VC事業会社
- イグジット方針
- IPOM&A
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解決したい課題
現在、日本には数多くの操縦訓練施設があります。そして訓練には多くの費用と時間がかかります。
では、操縦訓練を終えてライセンスを取得すれば、エアラインなどへの就職は決まるでしょうか。
現実には、何処にも決まっていない有資格者が数多く存在します。
日本の場合には、ライセンスを取得後にエアラインに採用され、入社後に型式限定の資格を取得して、エアラインの中でキャリアアップしていくのが一般的であり、まさに日本の新卒主義の考え方が色濃く残されています。
そして、エアラインに入れなければ、数千万円の費用と何年もの時間をかけて、人生を賭けて資格を取得しても、その資格を活かす場がないのです。
では、欧米ではどうでしょうか。欧米では、ライセンスを取得した後に操縦教官などで経験を積み、エアラインへとステップアップしていくのが一般的です。
しかしながら、日本の場合には欧米と異なり、経験を積める場所もありません。
こうした現状を変えたい、有資格者が経験を積んで、次にステップアップ出来る場を提供したい、というのが当アカデミーが目指すところです。
海外の一部の航空会社では、Pay to Fly と呼ばれる、未就職の有資格者が、自ら費用を支払いエアラインの副操縦士として乗務して、経験を積むことが非公式に行われています。
有資格者は、副操縦士として乗務するのに多くの費用を支払いますが、それにより次へとステップアップでき、エアラインの側は収益を得ることが出来、両者にとって意味のある訓練プログラムなのです。
この仕組みを日本でも実現し、未就職の多くの有資格者が次にステップアップ出来る環境を整えて参ります。
具体的には、セスナ208型機を用いて、調布をベースに松本、富山を結ぶエアラインを創設致します。
セスナ208型機は、ターボプロップの単発機であり、国内の使用事業のほか、海外のエアラインでも広く使われております。
同機種は航空法上はパイロット1名で運航出来ますが、会社の運航規定で2名乗務を定めることにより、副操縦士がログブックに飛行時間を記載できるようになります。
勿論、操縦士2名での運航となることから、安全性の点でも大きく向上します。
また、同機種は単発機で運航にかかるコストも比較的小さく、国内使用事業会社も広く使用していることなどから、機体の調達や整備をこれらの会社に委託することで、経費削減に繋がります。
新航空会社は、運航のみに集中したコンパクトな組織のエアラインと致します。
また、路線としては、調布、松本、富山を予定しておりますが、調布、松本間は鉄道と競合するものの、時間的にはより短い時間での移動が可能になると考えられます。
さらに、松本、富山間は公共交通機関を使った場合の1/2〜1/3程度の時間での移動も可能になります。
このように、地域間の移動も促し、地域の活性化にも繋がります。
さらに、既述のとおり、有資格者が自ら訓練費を出して副操縦士として乗務することから、収益も安定的に上げることが出来るものと考えられます。
株主の皆様、副操縦士として乗務する有資格者、地域社会のいずれにもプラスに働くのが、新航空会社です。
どのように解決するか
事業内容
定期航空運送会社設立準備
調布、松本、富山を結ぶセスナ208型機を用いた定期航空運送会社設立準備。出資者が集まり次第、航空会社の法人を設立予定。
一般向け操縦訓練事業
航空を一般の方により身近なものとするため、廉価に本格的な操縦訓練を提供。
ビジネスモデル
定期航空運送事業会社設立準備
これまで海外の一部の航空会社で行われてきた、Pay to fly と呼ばれる有償での副操縦士OJTプログラムを、型式限定を要しないセスナ208型機を用いて提供する定期航空運送事業会社の設立に向けて活動しております。
非公式には広く行われているものの、公式に行っている航空会社は、世界でも中米にある航空会社1社のみです。
エアラインでの副操縦士として飛行経験を積める、ターボプロップの経験を積めるというのは、パイロットにとって、大きなアドバンテージになります。
この訓練プログラムを正式に導入した航空会社をつくることは、日本をアジアの操縦訓練の聖地とし、世界中のパイロットがJCABライセンスへの書き換えを望むようになり、我が国航空業界の発展に大きく寄与するものと考えます。
一般向け航空操縦事業
当アカデミーは、一般の方向けに操縦訓練事業を行っております。
一般向けといっても、実際にフライトスクールで行われている訓練と同水準のものと遜色ありません。
操縦訓練は地上での準備が成否を左右いたします。これから本格的に操縦訓練を始める方にとっても、当アカデミーで学ぶことは有益です。
今後の成長ストーリー
C208型機で一日に3往復を運航を想定しております。
これまでの経験から、ライセンスは持っているけれども就職先がない、というパイロットは日本のみならず、アジア中に多くいると断言できます。
こうした層に訴えていく事で、副操縦士の訓練生は常に確保できます。
また、調布松本間、松本富山間の何も定期便の就航はなく、移動時間も大幅に短縮されます。
近年のインバウンド増加も考え合わせれば、需要は充分にあるものと考えることが出来、また航空機も小型であることから、充分な収益が見込めるものと考えます。
まずは、一日も早く事業を軌道に乗せることを優先し、ローコストで安全な運航を実現して参ります。
今後1年の投資計画
項目 | 計画予算 | 説明 |
---|---|---|
航空機リース | 2,500万円 | 国内使用事業会社等から使用機材のリースに係る費用に充当 |
航空整備 | 1,500万円 | 対空検査、100時間検査など各種整備の委託に充当 |
ターミナル使用料、着陸料等 | 1,000万円 | 調布空港ターミナルの一角を使用するにあたっての費用の一部に充当 |
人件費他 | 1,000万円 | 調布空港において、運航管理者を採用 |
燃油費 | 500万円 | 乗員訓練を含めた3ヶ月程度の航空燃油費 |
資本・業務提携したい企業イメージ
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1985年
1985年生まれ。埼玉県出身。西武学園文理高校、早稲田大学教育学部卒業。
大学卒業後、国土交通省運輸安全委員会、航空自衛隊を経て、千葉県庁で11年間勤務し、2023年1月に退職。2023年3月、ウイングアカデミーを設立。
FAA自家用操縦士技能証明、JCAB事業用操縦士技能証明、計器飛行証明、航空無線通信士、CAAP事業用操縦士技能証明、計器飛行証明を保有。