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廃プラスチックはゴミじゃない!宝だよ! 熱分解システムによる資源循環型ビジネス

廃プラスチックはゴミじゃない!宝だよ! 熱分解システムによる資源循環型ビジネス

サマリー

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解決したい課題

放置された廃プラスチック
放置された廃プラスチック
放置さてた廃タイヤ
放置さてた廃タイヤ

弊社が取組む事業は、「廃プラスチック、廃タイヤ処理課題」の解決です。

廃プラスチック処理

国内のプラスチックごみ排出量は約900万トン。その内訳は家庭から排出される「一般廃棄物」やオフィスや工場から排出される「産業廃棄物」となっています。
これらは、約8割がリサイクルなど有効利用され、残りの約2割が焼却や埋め立てなどで処分されています。

プラスチックごみ排出量のうち8割以上がリサイクルされているのなら、日本はリサイクル優等生なのでは?と思われる方も多いかもしれませんが、しかし、そこには次のような問題があります。

マテリアルリサイクル:22%
ケミカルリサイクル:3%
サーマルリサイクル:61%

マテリアルリサイクルとは、プラスチックからプラスチックへ生まれかわるリサイクルのこと。たとえばペットボトルごみがペットボトルに生まれ変わるような場合を指します。また、ケミカルリサイクルとはプラスチックごみを分解し、プラスチック素材へ生まれ変わるリサイクルのことです。

ここで問題となるのがサーマルリサイクルです。サーマルリサイクルとはプラスチックごみの焼却の際に発生する熱エネルギーを利用することを指し、火力発電などに使われています。

埋め立てごみを減らすなどのメリットもあり、一見リサイクルされているように思えますが、燃焼する際に二酸化炭素を排出し、地球温暖化の一因となってしまいます。海外においてはサーマルリサイクルはリサイクルとみなされておらず、廃プラスチック処理の方法としては優先順位は、とても低く設定されています。
また、国内でも「サーマルリサイクルはリサイクルではない」という認識が浸透しつつある状況下で、サーマルリサイクルでしか対応できない廃プラスチックを資源として有効活用できるように課題解決します。

廃タイヤ処理

日本国内で発生する廃タイヤ(使用済みタイヤ)発生量は、年間約100万トンで、その内の9割以上が安定的にリサイクル利用されています。
利用方法としては、製紙工場やセメント工場などの石炭代替燃料としてチップ状に加工された状態で、利用されています。
しかし、近年、ペーパーレス化の推進や、脱炭素問題や、カーボンニュートラル、SDGs等の観点から製紙工場などは、石炭ボイラーの使用を廃止し、重油ボイラー等への設備に移行しています。
そうなると必然に、廃タイヤの代替燃料としての活用方法が減少し、埋立処理の増加や、不法投棄の増加の引きがねになっているため、再度有効活用できるように課題解決します。

どのように解決するか

事業内容

熱分解装置
熱分解装置

①産業廃棄物収集運搬業
   ・産業廃棄物を集め、収集車で所定の処理場に運搬

②産業廃棄物中間処理業
   ・構内に搬入された廃棄物を分別・仕分けをして、再生原材料へのリサイクル処理
    
③再生油の製造販売
   ・廃プラスチック及び廃タイヤを熱分解し 重質油の液体燃料を製造

ビジネスモデル

カーボンブラック
カーボンブラック
再生油
再生油

工場等や農業法人等から発生する廃プラスチック及びタイヤ販売店から発生する廃タイヤを自社の回収システムにより収集し、分別、選別を行った後、減容処理を行う

減容処理した廃プラスチックや廃タイヤを熱分解装置で再生油を製造する

製造した再生油は、独自の精製濾過方法により重油相当に近い品質に高め、重油ボイラーを使用する工場等にボイラー燃料として販売する

今後の成長ストーリー

TUNORUプロジェクト採択
TUNORUプロジェクト採択

弊社はこの2年間でインプットからアウトップットまでの構築と、再生油の品質向上による販売先の獲得に注力してきました。
今後は生産能力向上に注力していき、再生油生産量国内No1企業を目指す為には、官民の連携が必要不可欠であると判断しました。
そこで、宮崎県都農町が行っているTUNORUプロジェクトに応募し、弊社事業が採択され、全面的な都農町のバックアップを獲得できたことで、急成長がより固い形で見込まれます。

本サイト上の資料及び記載内容は、発行体が提供した資料、情報等に基づくものです。 当社は、これらの資料及び記載内容の真実性、正確性、妥当性について保証するものではありません。また、本サイト上の記載内容に、将来予測及び見込みなどが含まれている場合、その実現について、何ら責任を負うものではありません。

今後1年の投資計画

項目
計画予算
説明
熱分解設備一式(2ライン)
8,000万円
設備を新設し、生み出されたエネルギーで新商品を開発し、更なるサービス向上を目指します。
工場建屋、事務所建屋
4,500万円
製造工場として建設
土地取得及び造成費用
4,000万円
製造工場として建設するための土地取得、および土地造成。
営業車、運搬車
800万円
営業担当者増員と生産量増加に伴う回収車両の増数
人件費
500万円
生産量増大に伴い作業員等の増員
営業活動費
500万円
生産量増大に伴う顧客獲得活動費

資本・業務提携したい企業イメージ

SDGs
SDGs

・環境ビジネスを行っている企業
・環境ビジネスに新たに進出したと思っている企業
・SDGsに取り組んでいる企業
・カーボンニュートラルの実現にむけて取り組んでいる企業
・廃プラスチックや、廃タイヤの排出している企業

経営者プロフィール
前田まどか 前田まどか
生まれ年

1978年

経歴

1996年 國學院大學 入学
1998年 國學院大學 中退
1999年 前田産業として非鉄金属リサイクル業として開業
2007年 PROPとしてプラスチック原料販売として開業
2011年 株式会社NEWMを設立 プラスチックリサイクル業として創業
    個人事業から法人化し、代表取締役就任
2020年 株式会社NEWM 事業譲渡に伴い 代表取締役退任
2021年 WAGNA株式会社を設立 代表取締役就任

登壇歴、メディア掲載等

鹿児島県「経営革新承認」2件
特許取得1件(特許第6407231号)
リーダーズ・アイ(異業種ネット)への掲載
化学工業新聞への掲載数回
宮崎銀行ふるさと振興助成事業2019年度受賞
日本が誇るビジネス大賞2020受賞

企業情報

WAGNA株式会社 WAGNA株式会社
所在地
鹿児島県
設立年度
2021年
業界分類
未分類 > 未分類

人員情報

役員数
2人
従業員数
0人
パート・アルバイト
0人